とあるプロジェクトのミーティングで、
体験してみないとわからないなという話になり、
「一般的に売られているコーヒー」と、
「スペシャリティーコーヒー」との飲み比べをしました。
より分り易くするため、同じ煎り具合のもので、
豆の個性が出やすいフレンチプレスで抽出し、
黄色と赤色のカップに入れていただきました。
黄色を飲み、赤色を飲み、、
確かに違うのですが、それがどう違うのか?
普段グラフィックをやっている人間としては、
味という形が無いものをどう説明するか?
そして「自分の味覚が美味しい方を選べるのか」という
プレッシャーとの戦い。
味という属性への自信のなさ。
正直、どちらも美味しい。
でも違うのは何となくわかる。
こういう時に、ボキャブラリーの差というのは出るものなのか、
「酸味がある」「まろやか」「味の数が多い?」などしか引き出しから、
出てきませんでした。
あとで、聞いてみると
ビターチョコのようとか、生チェリー?のような味だったそうです。
「ビターチョコ」
言われてみればそうですが、経験値の低い人間には、
なかなか、表現することは難しいなと感じました。
店頭で購入される方も、味を表現して質問されることはなく、
文化的にそこまで浸透してはいないと確認できました。
まさに身を持って知る。
実際、自分自身がスペシャリティーコーヒーを当てれたのか?というと、
なんとか合っていました。でも最後まで確信なかったけど。
しかし、こう考えると経験値というのが、
何事にも重要な部分であることがわかりますね。
デザインも経験値です。以下に多くの経験をし、
積み重ねているかが、良い判断のできる
1つのモノサシになるというのは変わりませんね。